TAPグラウト工法とは、簡単に説明すると、コンクリート構造物のつなぎ目やひび割れによる漏水の場合、ドリルで穴をあけ、水が漏れてくるひび割れの隙間に特殊なプラグと専用注入機を使って、高圧力で止水効果のある充填材(TAP注入液)を注入して止水する工法です。
漏水の原因となっている表から見えない場所の特定や、充填材を注入するポイントや角度など、技術と経験が問われる手法でもあります。
TAPグラウト工法は従来工法に比べて以下のような利点があります。
◆漏水経路の水が注入液と入れ代わり、確実に水を追い出す
◆二次漏水を防止する
◆工期が短い
◆継続的に安定した止水効果が得られる
◆工事跡が目立たない
◆構造物の耐久性を損なわない